住宅を購入する際に、検討期間は、どれくらい時間をかけますか?
1ヶ月?半年?1年?人によって住宅検討期間は様々ですが、いつまでたっても購入出来ない人がおります。
住宅探しの登録を頂いたお客様で連絡が取れなくなってしまい1年以上経過して忘れた頃に問い合わせがあり「あれこの人まだ探しているんだ?」と気づく人がいます。
聞くと「また物件探しを再開しました」と中には様々な理由があり止む得ず中止してる方もいるかもしれません。
ただ時間だけが無駄にどんどん過ぎ去ってしまい買うタイミングを逃しているケースの人も多くいます。
気がついたら2年、3年経過してダラダラとずっと探している。
今回はそういった特徴の人にある傾向と行動を過去の問い合わせの方々から分析してみました。
これから住宅を探し始める方は、是非参考にしていただければと思います。
いつまでも購入できない人の特徴TOP3
第3位
相場より安く買おうとする人
3位は相場より安く買おうとする人です。
安く買いたいというのは市場原理でわかります。
周りより安く買えたという事は満足感が満たされます。
優越感や優位性が上がりますよね。
ただ不動産を安く買うのはプロの仕事です。まずできないです。
余程の運やコネクションが無いかぎり無理ですし不可能だと思ってください。
または視野が狭くなって安い訳あり物件などをうまい口車に乗せられて買わされてしまうなどリスクすらあります。
うまい話はそうないです。
冷静に考えてほしいのですが、ものを安く買う方法ってどんな時があるのでしょうか?
わかりやすい例で身近なもの、スーパーの野菜などで良いと思います。
例えばセール品ですよね。
在庫処分とか賞味期限切れが近いものとか。
ただここでいう不動産の状況に置き換えると限定1個とか2個とかと数が少量で事前告知なしでいきなり、ひっそりとゲリラセールをやってくるイメージに近いでしょうか。
上手く買えますかね?毎日野菜を買っている主婦の方であれば「あれ?この野菜いつもよりかなり安い」とうのはすぐ判断ができます。いわば野菜の目利きのプロです。ただ普段買い物なれしてないご主人が野菜売り場に行ったとしても見つけられず判断もできません。
これを不動産の場合に置き換えてイメージしていただきたいです。
売主様の中には急いで売却するという理由の方もいると思います。
ポンと売り物件が出てきた場合に安いのかという判断が即座にできますか?
毎日買い慣れている野菜なら判断がしやすいかもしれませんが不動産になると価格も高額になりますし判断が難しいです。その競争相手はプロの不動産会社です。上場してる資金力が潤沢の会社です。
検討時間もめちゃくちゃ早いですし組織やチームで物件を探しており検討してます。
不動産会社は安い物件を購入してリノベーションや建替えを行い再販します。
その日に購入申込み判断を行います。
相場より安く買おう、得をしようなんて思わなくていいです。
自分が気に入った物件を、自分の予算内で、価値があるものを相場価格で買いましょう。
自分にとって価値ある住宅を購入することでより人生が豊かになるのですから!
いつまでも購入できない人の特徴TOP3
第2位
現状維持バイアスが強い人
2位は、現状維持バイアスが強い人です。
ここで言う対象の方は現状の住まいから住み変えたいと思って購入物件を探し始めてるけどなかなか購入できないという人です。
私も日々現状維持バイアスと戦っています。
何かを変えるってとても大変ですよね。
人は大人になればなるほど楽な方へ楽な方へと向かいます変化を嫌がります。
何かを変えるという作業に対しては、とてもエネルギーを使います。
そして変化には何かを失うとか失敗したくないという恐怖を感じます。人は成功体験より失敗体験のほうがはるかに強く印象に残るという話があります。
皆様も失敗した経験って記憶に強く残っているのではないでしょうか。
過去の体験や経験から失敗したくないと慎重になり、なかなか動けないという人も多いのではないでしょうか。
ここでアドラー心理学の「嫌われる勇気」という本をご紹介します。
有名な本なので知ってる方も多いかと思います。
この本を昨年読んだのですが、当社スタッフの人生に参考になるのではないか?と読み続けている間に住宅購入する方々にも参考になるのでは無いか?と感じました。
この本に書かれているのは人の行動というのは「原因」ではなく「目的」によってに成り立っているという話です。原因論の否定、すべては目的論という話です。人は何か原因があるから行動するのではなく、目的があるから行動するという話です。
そして現状維持からなかなか抜け出せないというのはこの目的論の話しに通じると思います。
家を購入しようと思っているけどなかなか購入出来ないというのは、 何かが原因で購入できないという話ではなくて 購入したくないという見えない目的があるのではないか?と思います。
例えば住宅購入することによって自由に使えるお金(お小遣い)が減るから購入したくない。
今の駅までの距離が生活が気に入っているから壊したくないという目的があるかもしれません。
賃貸の更新をしたばかりで更新料がもったいないからまだ引っ越したくないとか、ここの目的は人によって様々だと思います。
自分がなぜ購入出来ないのか?購入しない目的は何なのかを整理することがまずは大事なのだと思います。
その見えない目的を見える化して、住宅購入をすることで改善できる事はなんなのか?どうすればその購入しない目的の価値観を変えるることが出来るのかそこがぼやけていると条件が整理が出来ず、いつまで経っても購入の決断ができないと思います。
価値観の修正は時間がかかると思います。気持ちの整理も行い自分の価値ある住宅探しをするのが大事だと思います。
いつまでも購入できない人の特徴TOP3
第1位
まず住宅展示場などの物件を先に見に行く人
1位は「まず住宅展示場などの物件を先に見に行く人」です。
正確には資金計画より先に物件を先に見に行くという事です。
住宅購入をする際に気になる物件がありまず物件をに行く。
「それ一旦待ってください!」
家探しを始めるのに興味がある間取りを見に行くというのはわかります。
ただその物件がとても気に入った場合あなたの予算って合っていますか?
運がよく気に入った物件が自分の予算内にたまたま収まっており、即決購入できる人はここでいういつまでも購入できない人には当てはまらないと思います。
大きな買い物なので自分が疑問に思ったこと、不安に思った事は調べて確認して買いたいですよね?
そこで大きく2つの確認に分かれると思います
■物件の確認
どのような仕様なのか?
住宅性能については?生涯のメンテナンス費用は?
電気代などのランニングコストは?
デザイン性は?
住宅設備は?
人それぞれ基準は違うものの、上記の項目は是非住宅購入検討の基準に入れておいてください。
■お金の確認
ここがポイント!
ここのお金の確認が物件の確認より後になると一定数買えなくなる人が増えます。
気に入った物件が予算オーバーだった場合その物件を諦めて違う物件を探すという作業になります。
スペックを落とす、何かを大きく妥協するという作業が必要になります。
気に入ってしまったけどその気に入った物件を忘れるしか無いのです諦めてください・・・
一度気に入った物件を条件を妥協して検討し直すというのには時間がかかります。
失恋の傷を癒やすような・・
すぐ切り替えられる人は問題ないですが時間がかかる人が一定数います。
この人がいつまでたっても購入できない人予備軍です。
理想から入り現実を知って修正していくには時間がかかります現実の資金計画から入り、その予算の中から理想を追求していく形の方が良いと思いオススメします。
先に資金計画をして買い逃しを避ける対策を!
最近は割とここの予算の相談から問い合わせを頂き資金計画をまず行い、その後、土地購入などのお手伝いと言うケースの人も増えてきました。
これまでのお客様はモデルハウスや完成見学会を見て気に入って貰え物件の性能など仕様の詳細を確認して問題なければ、建築する上でのパートナー契約を頂いております。
こちらが順当なステップだと思っており、オススメします。
まだ資金計画をしていない方はまずは、資金計画を先にしましょう。
決断までの時間がかかるということはライバルに先を越されてしまうことも考えられます。
せっかく気に入った物件なのに、いろいろと考えている間に他の人に買われてしまうなんてこともよくある話しです。この場合また別の物件を探し始めるという事になり、前回の気に入った物件と比較しながら探す形となってしまいます。新たな物件が前の気に入った物件より良い条件で出てきてめぐり逢えたら良いのですが、この物件だったら前の物件のほうが良かったなぁと思い内容であれば決断がなかなかしずらくなります。これが悪循環になってしまいなかなか購入できない人になっていく典型です。
住宅購入物件を見に行くということは予算的にすぐに購入できる準備をして見に行くという事が前提だと思います。そこからお金の計算をして考えると良い物件であればあるほどライバルに先を越されて買われてしまいますので
資金計画、金融機関の事前審査などの準備をしてから予算内の中で納得の行く住宅づくりをして行きましょう。
まとめ
今回のまとめになります。
いつまでも購入できない人の特徴第3位は相場より安く買おうとする人です。
安く買うことはとても難しく買おうとしなくてよいのです気に入った物件を、相場価格で価値がある価格で買いましょう!
いつまでも購入できない人の特徴第2位は現状維持バイアスが強い人です。
アドラー心理学の「嫌われる勇気」の本を紹介させて頂きました。人の行動は原因論ではなく目的論によってなりたっているという話しで自分がなかなか購入できないのは購入しない目的があるからです。
その目的は何なのか整理することがまず大事です。
いつまでも購入できない人の特徴第1位はまず物件を先に見に行く人です。
住宅購入をする際に最初に行う行動は住宅展示場を見に行くことでは無く資金計画をすることです。
詳細はこちらから↓
Comments