当社で家づくりのアドバイスをさせていただいているお客様のご家族は、20歳代後半から40歳台前半の方が多いです。
家族構成は、まだご夫婦二人の場合もありますが、お子さんが一人か二人、三人以上のご家族もいます。お子さんの年齢は0歳から小学校高学年、たまに中学生もいます。
このようなお客様を対象にするとライフプラン上、共通する事があります。
それは人生において「5つの時期」で貯蓄目標や、気をつけなければいけないことがあるということです。
🔳第1財産形成期
現在から子供の教育費がかかるまで(高校や大学に進学するまで)の時期です。ここは貯蓄を増やすべき時です。
子供が小さいうちの教育費はまだそれほどでもありません。
この時期に次にやってくる「教育負担期」に向けて貯蓄をしておかないといけません。このタイミングで住宅購入を検討することが多いのですが、大事なことは家を買っても貯蓄を続けられるかどうかです。共働きをしたりしながらでも頑張って貯蓄を積み立てておくことが大事です。よくこの時期のお客様に家を建てる時期について聞かれることがあります。子供が小さい時に家のための頭金をためて何年後かに家を建てたほうがいいか? とかローンの繰り上げ返済はいつやったらいいか?などです。
そういう質問があった場合、今の景気動向や金融機関の金利の話もしますが、まずは今自分たちの置かれている現実的な状況である、これからかかるであろう「人生の三大支出」の一つ「教育資金」の話をして、ライフプランの結果を見ながら適切な住宅ローンの借り入れ時期をお知らせしています。
🔳教育負担期
子供が中学に入学して塾代や部活やクラブ活動も含めると、この頃から大学進学をして卒業するまでの時期は教育費がかかります。ここは支出が増えてしまう時です。大学は文系か理系もしくは医歯薬系か、また自宅からか、下宿して仕送りが必要のか、などによって、年間数百万円単位で変わってきます。子供が2人以上いる場合、教育負担期は一番下の子が大学を卒業するまで続きます。この時期は家計が赤字になることが予想されます。貯蓄や住宅ローンの繰り上げ返済、車の購入や家族みんなでの旅行などは難しくなるかもしれません。
🔳第2財産形成期
教育負担期が終わってから定年するまで、もしくは出向や転職などで勤務先が変わって収入が大きく下がるまでの時期です。ここは再び貯蓄を増やすべき時です。教育負担期に学費や仕送りに消えていた分を貯蓄に回すことが出来るようになります。子供の結婚もこの時期になる可能性があり、備えておかないといけません。また退職金がいくらくらいになりそうかはかなり大事な要素です。50代後半〜60代くらいになるこの時期には身体を壊す方も多くなります。健康に気を配るとともに、生命保険や医療保険の見直しなどもしておいた方がいいかもしれません。
🔳老後前期
定年、もしくは職場が変わって収入が減る時期です。公的年金がもらえる65歳まで、そして住宅ローンが完済するまでの間、貯蓄を切り崩すことになるかもしれません。貯蓄が十分にないと家計にとっては厳しい時期になります。
🔳老後後期
住宅ローンも終わり、公的年金を受給しながら暮らす時期です。基本的に、これまでの貯蓄を少しずつ切り崩しながら年金の範囲内で暮らすことになります。貯蓄の状況をみながら余裕があれば旅行をしたり、家のリフォームやメンテナンスをしたりします。大きな病気や介護などで大きな支出が必要にならないようにしたいですね。
上の人生における「5つの時期」は自分も含めて誰もが家族をもてば、体感することです。
ただ意識をしていないと「そんな時期なんだよな〜。」で過ごしています。経済状況によってそれが緩やかだったり厳しかったりします。そして、今の日本の低成長の景気状況ではまだまだ先は見えないですしこの状況がずっと続くと見たほうがいいかもしれません。どちらかと言うと厳しい状況になると思います。
毎年高騰していく電気代などのランニングコストやメンテナンス費用をいかに抑える事ができるのか?も含めてまずは家づくりのライフプランは最も重要な事ですので家の間取りや土地を探す前に当社個別相談で正しい家づくりの為の人生計画を立てて行きましょう!
中川工務店では、無料FP個別資金相談を行っています。
希望する家づくりにお金が一体どれぐらい必要なのかを正確につかみ、予算の中でどこに土地を購入し、どのような大きさの建物が建てられるのか。このことを知らずして家づくりを進めると、大幅な計画変更を強いられたり、せっかく進めていた計画を振り出しに戻さなくてはならなくなることさえあるのです。
是非、この機会にお気軽にご相談ください!
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