「直す」前に、一度「見直す」ことから始めませんか|築50年の実家、リフォームか建て替えか
こんにちは。中川工務店 専務の中川です。
最近、こんなご相談が本当に増えています。
「親の家を譲り受けたので、リフォームして住みたい」
「祖父母の家が空いているので、断熱性能を上げて住めないでしょうか」
物価も土地も建築費も上がっている今、すでにある家を活用したいと考えるのは当然だと思います。
ただ、私は最初から「リフォームしましょう」とは言いません。
「直す」ことを考える前に、その家を一度「見直す」ことが大切だからです。
築50年の家は、リフォームすれば安心して住み続けられるのか。
例えば昭和50年、1975年に建てられた住宅なら、2026年現在で築約51年です。

窓を高性能にする。
断熱材を入れる。
キッチンやお風呂を新しくする。
内装をきれいにする。
もちろん、家は見違えるようになります。
でも、家そのものの築年数が51年からゼロに戻るわけではありません。
特に築50年前後の住宅では、目に見える部分だけでなく、耐震性能や基礎、構造部分の劣化など、これから長く住み続けるために確認すべきことがあります。
だから私は、
「いくらで直せるのか」だけではなく、
「そのお金をかけて、この家にあと何年安心して暮らせるのか」
まで考えます。
実家のリフォームか、建て替えか。大切なのは将来の資産価値
そして、もう一つ大切なのが資産価値です。
親や祖父母から家を譲り受けたということは、見方を変えれば「土地をすでに持っている」ということでもあります。
土地価格も上がっている現在、これは家づくりを考えるうえで非常に大きな強みです。
その大切な資産をどう生かすのか。
古い家を直すのか。
建て替えるのか。
将来的には売却するのか。
今かかる工事費だけを見て決めるのではなく、20年、30年先まで考えて決める。
家の状態や立地、ご家族のこれからの暮らし方によって、最適な選択は変わります。

だからこそ、リフォームありき、建て替えありきではなく、それぞれの可能性を見極めることが大切だと思います。
家を「直す」ことは、家族のこれからを「見直す」こと
家を「直す」とは、その家族のこれからを「見直す」ことでもある。
私はそう考えています。
小田原市をはじめ、神奈川県西部でも、ご実家やご家族から受け継いだ住まいをどう活用するか、悩まれている方がいらっしゃると思います。
大切なのは、今ある家をどうするかだけでなく、これからどんな暮らしをしていきたいのか。
その視点から、住まいの将来を考えていただけたらと思います。
FMヨコハマ「ちょうどいいラジオ」、毎週水曜日の「ちょうどいい くらし」の中でも、住まいや暮らしについてお話ししています。ぜひ機会があれば聴いてみてください。
次回は、古い住宅を考えるときに絶対に避けて通れない「耐震」と「基礎」についてお話しします。





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