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「建て替え」か「リフォーム」か、後悔しない選択をするために

  • 中川工務店
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

こんにちは、中川工務店の専務の中川です。

いつもFM横浜ちょうどいい暮らしを拝聴頂きありがとうございます。


建て替えかリフォームか

最近、お客様からよくいただくご相談のひとつが、「そろそろ家を直したいけど、建て替えたほうがいいのか、リフォームで済ませるべきか分からない」というお悩みです。

このテーマは非常に奥が深く、単に費用の問題ではなく、家族の将来や安心・快適な暮らしに直結する大切な判断となります。


・見た目ではなく、“家の中身”を診断

まず重要なのは、今のお住まいが「現代の暮らし方に合っているかどうか」です。

特に50代以上の方や、親世代から家を譲り受ける若い方に多いのですが、昔の家は断熱性が低く、冬は底冷え、夏は蒸し暑いのが特徴です。

また、築年数が古いと基礎や柱の劣化も進んでおり、いくら表面をリフォームしても限界があります。

中でも「耐震性」と「断熱性」は家の“骨格”に関わる部分であり、大掛かりなリフォームには相応の費用が必要になることも。


・リフォームのほうが安い…とは限らない?

「建て替えは高そう」「リフォームのほうが手軽」というイメージを持たれる方も多いですが、実はそうとは言い切れません。

建て替えの場合、国や自治体の補助金(最大160万円)を活用できる制度があり、さらに最新の省エネ住宅にすることで、月々の光熱費が1万円近く下がるケースもあります。長い目で見れば、大きな節約になります。


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・健康的な暮らしも「建て替え」の魅力

断熱性能が高い住宅では、室温の急激な変化が少なくなり、ヒートショックなどのリスクが軽減されます。これはとくに高齢の方や小さなお子様がいるご家庭にとって、大きな安心材料です。


・成功例と失敗例から学ぶ

例えば、築50年の住宅を親子同居のために建て替えたご家族は、「冬でもエアコン1台で快適になり、光熱費も半分以下に!」と非常に満足されていました。

一方で、築35年の住宅を他社でリフォームされた方は、見た目は新しくなったものの、構造部分が古いままで、「やっぱり建て替えにすべきだった」と後悔されたそうです。こういったケースもあるため、慎重な判断が求められます。


・専門家の診断が第一歩

ただし、すべての家が建て替え向きというわけではありません。例えば、建物自体がまだ比較的新しく、耐震・断熱性能も一定水準を満たしている場合や、水まわりや内装の経年劣化が中心である場合などは、リフォームで十分に対応可能です。

部分的な改修だけで快適性が向上するケースも多く、コストを抑えつつ、今の暮らしにフィットした住まいに仕上げることができます。

つまり大切なのは、見た目や金額だけで判断するのではなく、「今の家の健康状態をしっかり診断し、建て替えとリフォームの両面から比較検討すること」です。


私たち中川工務店は、お客様一人ひとりの“これからの暮らし方”を一緒に考え、最適な選択をサポートしています。

家づくりは「モノづくり」ではなく「暮らしづくり」。

お客様のライフスタイルやご予算に寄り添い、“ちょうどいい選択”を一緒に考えていきましょう。


後悔しないための賢い家づくりオンライン勉強会

最後に、、、

▪️法律的な制約にも注意を

実は、建て替えたくてもできないケースもあります。


たとえば「再建築不可物件」と言って、建築基準法の道路に接していない土地では、一度解体すると新築できないことがあります。この場合はリフォームしか選択肢がありません。

また建て替えは「建築確認申請」が必要で、現行の基準(耐震・断熱など)を満たす必要があります。

一方リフォームは、構造を変えなければ原則申請不要です。


まずは敷地条件や法的制約を専門家に確認しましょう。




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