週末は初夏の陽気で今年初めての夏日でした。桜もだいぶ散ってしまいましたが、代わりにネモフィラを見つけました。
ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」だそうです。
もともと北アメリカが原産のネモフィラでしたが、のちのちヨーロッパに渡った際に、どんどんと根付いて咲いたという、ネモフィラの丈夫さやかわいらしさから「どこでも成功」「可憐」という花言葉がつけられたとされています。
「あなたを許す」という花言葉には、ギリシャ神話が由来しています。内容は男女の悲恋です。
昔、深く愛し合っていた男女がおり、男が「彼女と結ばれるならば死んでもいい」と神へ誓ったところ、実際に結ばれて誓いのとおり男が死んでしまいました。
一人取り残されたネモフィラという女性は、男を追って冥界の門まで行き、「夫に合わせてほしい」と泣き崩れましたが、冥界へは死者しか通れないため、夫に会うことは叶いませんでした。
それでも冥界の門の前で泣き続けるネモフィラを哀れに思った神プルトンは彼女を一輪の青い花に変えたのでした。
「あなたを許す」という気持ちは、先立った夫を妻が許したのか、神プルトンが妻をネモフィラに変えることで冥府の門に居続けることを許したのかは定かではありませんが、このギリシャ神話が花言葉の由来となっています。
ネモフィラは4月中旬から5月中旬までが見頃です。
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